2011年10月6日木曜日

新国立劇場にオペラ『イル・トロヴァトーレ』を観に行く

平成23年10月5日(水)

朝から雨。寒い。

午前中は高千穂大学で公開講座を受講。

18時30分から新国立劇場でオペラ『イル・トロヴァトーレ』を観る。
4階の隅。1,500円。

2011/2012シーズンオープニング公演。

レイノーラ役で出演予定のタケシャ・メシェ・キザールは稽古参加後の体調不良により、また、ルーナー伯爵役で出演を予定していたゲオルゲ・ガクニーゼは、大震災後の余震への懸念から来日することが困難であると自ら決断を下し出場出来ず。しかし、代わりに出演した二人は素晴らしく満足できた。
マンリーコ役とアズチェーナ役の二人は大満足。

本当に面白いオペラでヴェルディ中期の三大傑作のひとつ。ヴェルディの作品の中でも上演回数が多い人気作。美女レオノーラを巡る吟遊詩人マンリーコとルーナ伯爵の三角関係、ジプシー女アズチェーナの復讐、マンリーコ出生の秘密・・・大胆なドラマ展開と、ヴェルディ独特の色彩豊かで美しい旋律が魅力。レオノーラのアリア「穏やかな夜」、アズチェーナのアリア「炎は燃えて」、オペラ最大の見せ場であるマンリーコのアリア「見よ、恐ろしい炎を」、ジプシーの陽気な合唱アンヴィル・コーラスなど、聴きどころが満載だった。

指揮は、近年メトロポリタン歌劇場、フィレンツェ歌劇場などにデビューし、将来を嘱望されているピエトロ・リッツオ、演出は堅実な舞台作りで評価の高いウルリッヒ・ペータースがそれぞれ新国立劇場に初登場。
フラッカーニ・・・輝かしく力強い高音で世界中のオペラファンを沸かせている。
イヴェーリ・・・美しい声と豊かな表現力で聴衆を魅了。
ヴィテッリ・・・イタリアを中心に大活躍中。
ウルヴリッヒ・・・アズチェーナ役で引っ張りだこ

[新制作]G.ヴェルディ
イル・トロヴァトーレ
全4幕/イタリア語上演/字幕付
原作:アントニオ・ガルシア・グティエレス
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ

2011年10月5日(水) 18:30~21:35

指揮:ピエトロ・リッツオ
演出:ウルリッヒ・ペータース

美術・衣裳:クリスティアン・フローレン
照明:ゲルト・マイヤー
合唱指揮:三澤洋史
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
舞台監督:村田健輔

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

芸術監督:尾高忠明

レオノーラ:タマール・イヴェーリ
マンリーコ:ヴァルテル・フラッカーロ
ルーナ伯爵:ヴィットリオ・ヴィテッリ
アズチェーナ:アンドレア・ウルヴリッヒ
フェルランド:妻屋秀和
イネス:小野和歌子
ルイス:鈴木准
労ジプシー:タン・ジュンボ
使者:渡辺文智

カヴァー:
出来田三智子(レオノーラ)
村上敏明(マンリーコ)
成田博之(ルーナ伯爵)
中島郁子(アズチェーナ)
小野和彦(フェルランド)
佐々木昌子(イネス)
嘉松芳樹(ルイス)

演出助手:江尻裕彦/根岸幸
副指揮:城谷正博/根岸卓也
合唱指揮アシスタント:冨平恭平
コルペティトウール:小埜寺美樹/木下志寿子/田島亘祥
プロンプター:飯坂純
字幕:吉田牧子
字幕操作:Zimakuプラス
照明コーディネーター:立田雄士

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