2013年6月28日金曜日

新国立劇場・中劇場 創作委嘱作品・世界初演 オペラ『夜叉ヶ池』を楽しむ

平成25年6月28日(金)



新国立劇場創作委嘱作品・世界初演のオペラ『夜叉ヶ池』のAチーム2日目を観に行く。
尾高芸術監督3シーズン目にして初の創作委嘱作品。
泉鏡花の代表戯曲『夜叉ケ池』をオペラ化。
人間界と異界が交差する幻想的な物語が鏡花独特の繊細で美しい言葉で描かれている。
多くの舞台、映像で上演されてきた名戯曲。
「誰でも口ずさむことが出来るオペラを創りたい」と語る尾高が、特に歌曲の分野で定評のある作曲家、香月修に作曲を委嘱。
指揮は国内外で幅広く活躍する十束尚宏が新国立劇場初登場。
演出は新作初演を含む数多くのオペラ作品を日本全国で手掛けている岩田達宗。
若手からベテランまで、第一線で活躍する日本人歌手が勢揃い。


簡単なあらすじは、
越前の山奥を訪れ、夜叉ヶ池の伝説を聞かされた萩原晃。晃は村の美しい娘・百合を妻とし、故郷を捨て鐘楼番となり、日に三度鐘をつき続けていた。夜叉ヶ池の主・白雪は白山剣ヶ峰千蛇ヶ池の公達に想いを寄せているが、自分が夜叉ヶ池から去ると村が水没してしまうため、人間と交わした鐘の約束に縛られていた。そんなある日、村人達は雨乞いの生贄として百合を夜叉ヶ池に捧げようとする。百合は自害、絶望した晃は鐘の掟を破る。雷鳴が響き、村は水に飲み込まれる。

創作委嘱作品・世界初演
【新制作】
香月 修

夜叉ヶ池

全2幕/日本語上演/字幕付
原作 泉鏡花
上演台本 香月 修/岩田達宗
作曲 香月 修

2013年6月28日(金) 14:00~16:25

新国立劇場 中劇場

指揮:十束 尚宏
演出:岩田 達宗

美術:二村 周作
衣裳:半田 悦子
照明:沢田 祐二
振付:古賀 豊
合唱指導:三澤 洋史
児童合唱指導:掛江 みどり
音楽ヘッドコーチ:石坂 宏
舞台監督:菅原 多敢弘

合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

芸術監督:尾高 忠明

白雪:岡崎 他加子
百合:幸田 浩子
晃:望月 哲也
学円:黒田 博
鉱蔵:折江 忠道
鯉七:高橋 淳
弥太兵衛/蟹五郎:晴 雅彦
鯰入:峰 茂樹
万年姥:竹本 節子
与十/初男:加茂下 稔
村人Ⅰ:大久保 憲
村人Ⅱ:龍 進一郎

カヴァー:大木 太郎(予十/初男)

Bチーム
初雪:腰越 満美
百合:砂川 涼子
晃:西村 悟
学円:宮本 益光
鉱蔵:妻屋 秀和
鯉七:羽山 晃生
弥太兵衛/蟹五郎:大久保 光哉
鯰入:志村 文彦
万年姥:森山 京子


第1幕
最初は外の暑さの中を歩きまわってから劇場に入ったので疲れから少しうとうとしてしまった。
少しずつ音楽に入り込み、特に幸田さんの熱演に惹きつけられる。
やはり事前にあらすじは知っていた方が面白さが増すと思う。
日本語字幕が出ているので、筋は追いやすい。


25分の休憩の後
第2幕
ようやく体調も戻り、あらすじも頭に入り、面白く見れるようになった。
白雪の存在も理解できるようになったし、鯉七・蟹五郎・鯰入のコミックな所作も楽しめる。
舞台転換も楽しみながらやはり幸田さんに注目。
幸田さん目当てにAチームを選んで正解。(Bチームも魅力的なキャスティングだが)
新作オペラの制作は大変だっただろう(約4年かかっているらしい)と思いながらカーテンコールを楽しむ。

終演後、バックステージツアーに当選し、200円を保険料として支払い参加。


客席で説明を聞く。

舞台には直接上がれないので、舞台裏を中心に歩かせてもらう。
オペラパレスに比べると少し小ぶりだが、やはり迫力がある。

最後にアンケートを記入し、ボールペンをいただいて終了。

 おまけ
帰りに新宿駅から中央線快速に乗ってドアが閉まったとたんに、ドアの反対側に立っていた若い女性に前に立っていたこれも若い女性がビンタをしている。2回。友達同士のトラブルかと思ったらそうではないらしい。険悪な雰囲気。自分も含めた他の客はどうしてよいか分からず見て見ぬふり。怖くてどうにもならない。車内はそんなに混んでいなくてどうしてケンカになったのか。ビンタされた若い女性が携帯を操作していたのでそれがぶつかったのか。それでもビンタとは。ビンタされた女性が警察に行こうと言ったらビンタした女性が同意。次の駅の中野駅で二人で降りていったが本当に警察に行けたのかは不明。
しかしながら怖くて仲裁などは出来なかった。
ここ数日小学生に対する傷害事件や駅での金づち事件など多発。
無事に街を歩けるように。

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