2013年9月18日水曜日

モーツァルト「フィガロの結婚」 1人4役アリア集 宮部小牧:ソプラノ、前川夏:ピアノ

平成25年9月17日(火)

今日は秋らしい天気。青空が気持ち良い。
久しぶりに新宿三井ビルディングのランチタイムコンサートに。
天気がいいので地下道を通らず外をのんびり歩く。

今日はソプラノの宮部さんが一人で歌う。
前半が中田喜直による花の歌、後半がフィガロの結婚。
バラエティに富んだ選曲。
リハーサルからしっかりと歌ってくれた。

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第327回
モーツァルト「フィガロの結婚」
1人4役アリア集

2013年9月17日(火)
12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20分程度)
新宿三井ビル Lb階

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
【中田喜直による花の歌】
1.桐の花
詩:三好達治
*枝を離れた桐の花が憧れの人の手に拾われると、花にさえ嫉妬する思いが歌い上げられる。
2.すずしきうなじ
詩:三好達治
*終始美しく流れるピアノにのせて、水仙の花の上品な姿を描き出す。
3.またある時は
詩:三好達治
*普通はかぐわしいばらの香りも、いとわしく思える心情が、静かに歌われる。
4.たんぽぽ
詩:三好達治
*毎年春を告げて咲くたんぽぽに、あと何度巡り会えるだろうかと、動きのあるピアノと共に思いを馳せる。
5.サルビア
詩:堀内幸枝
*サルビアの赤い花は血の色のよう、と情熱的に歌いだし、夏の恋を語る。
6.さくら横ちょう
詩:加藤周一
*さくらの花を見ながら、かつて憧れた女性への思いや諦念を歌う。

Bプログラム 12:35~
モーツァルト作曲 オペラ【フィガロの結婚】より
1.愛の神よ、みそなわせ
*伯爵夫人は伯爵の愛が冷めたのを嘆き、彼の心が戻るように祈る。
2.恋の悩み知る君よ
*伯爵夫人に思いを寄せるお小姓ケルビーノが、ときめく思春期の恋心を詩にして歌う。
3.ここへ膝をついて
*フィガロの作戦で、ケルビーノを女装させる伯爵夫人とスザンナ。帽子とスカートを着けると見惚れる美しさに。
4.喜びに胸は躍り
*伯爵夫人の召使いスザンナが歌うアリアの差し替え曲で、希望をこめて歌われる愛らしい小品。
5.無くしたの、哀れな私
*スザンナの従姉妹のバルバリーナは、伯爵から預かった手紙のピンをなくしてしまう。夜の庭で一人、見つからないと歌う。
6.とうとう嬉しい時が~恋人よ早くここへ
*伯爵夫人の企てで、庭で伯爵と違う約束をしたスザンナ。お芝居で嬉しい気持ちを歌う中に、フィガロへの愛情が滲む。

◆出演者プロフィール◆

宮部 小牧  みやべ こまき  ソプラノ
東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。安宅賞受賞。明治安田生命文化財団助成にて、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科修了。友愛ドイツ歌曲コンクール優勝、セルとゲンボス国際声楽コンクール、日本音楽コンクール等入賞。「フィガロの結婚」「リゴレット」「こうもり」等オペラや、様々なオラトリオ出演の他、ドイツ歌曲を軸としたリサイタル活動を行っている。二期会会員。

前川 夏  まえかわ なつ  ピアノ
千葉県出身。東京音楽大学卒業。同大学大学院伴奏専攻修了。ヤングアーティストピアノコンクール受賞者によるコンサート出演。2010年ちば室内管弦楽団第21回定期演奏会にてベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番を演奏。現在は音楽教室でピアノ講師をする一方、合唱、声楽、器楽、指揮等幅広い伴奏活動を行っている。

宮部さんの素晴らしい歌声を堪能した。

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