2013年9月1日日曜日

東京散歩 荻窪の街で老人力の衰えを実感する9月最初の猛暑の日曜日

平成25年9月1日(日)

今日も東京は35度を大きく超える猛暑の日曜日。
本当に暑い。

直射日光が本当にきつく感じる。

昼12時過ぎにメトロの荻窪駅の切符売り場にて。
一番右の券売機の前で老人(男性)が立ちすくんでいた。
他の券売機に並んだ人はすぐに立ち去るのにいつまでも立っている。
偶然に老人の横の券売機が空いたのでそこで回数券を購入する。
見ていると老人はなすすべもなく立ちすくんでいるので「どうしましたか?」と問いかける。
それに対して老人は「駅員を呼んでいます」と言ったので様子を見る。
暫くして駅員が来て老人に対して、「お金はここらか入れてください」と言っている。
切符を入れる隙間に小銭を入れようとしていたのか。
暑さからか、大分ボケが来ているような印象を持った。
でも一人でこの暑さの中、電車で出かけようとしているのだから、本人は大丈夫と思っているのだろう。
駅員に任せて、駅の構内に入る。

次の電車が構内に入って来たから電車に乗って座る。
そうしたらホームで騒ぎが。
誰かがホームに倒れていて「動いちゃだめだ」と言う大きな声が。
多分さっきの老人が倒れている。
駅員が呼ばれ、「救急車を呼んでくれ」という男性の声が。
この暑さで倒れたのか?思ったように外出できない老人の嘆きが伝わるような侘しい瞬間だった。
ドアが閉まり結末を見ることなく電車が動き出した。

夕方、荻窪の西友にて。
頼まれた買い物のため、1階から2階にエスカレーターで上がろうとしたら、
老女がエスカレータの上り口でおかしな姿勢で縋り付いている。
近くには多くの客がいるのに気が付いているのか、気が付かないふりをしているのか?
良く見ると左足は1階の床に、右足がエスカレーターに乗って、両腕をエスカレーターのベルトにすがりつかせてあたふたとしていた。
私より早く男性が「どうしました」と声をかけると老女が「助けて」と。
男性がなんとか老女の右足を1階の床に戻してあげて助けた。
男性はそこで安心して去って行ったが、何故か老女はまだベルトに縋り付いてあたふたしている。
「どうしましたか」と問いかけてもあせって答えが返ってこない。
様子を見ていたら、左手に大きな荷物を抱えており、それがベルトに何故か引っかかり取れなくなっていたのだ。
しばらくして落ち着いてから左手を上に上げてようやくベルトから左手を自由にしてエスカレーターから離れた。
安心して私はエスカレーターに乗り、下の老女を見ていたら、どこに行こうか迷っている風にうろうろしていた。
この暑さで少しおかしくなっていまったのだろうか?

買い物を済ませて協会通りを通り衛生病院脇の道を歩いていたら、前で老人(男性)が自転車を倒して道に転がってしまった。
若い女性が左右の手に大きな荷物を抱えながら男性を助けていた。
自転車が倒れた瞬間を目撃した訳では無いので原因は分からないが、この暑さでボーとしたところで急に目の前に女性を発見し避けられずに転んだのではないのだろうか?

どちらにしろ今日一日で、老人のおかしな行動を4回も見てしまった。
暑さが厳しいと普段と違う行動をしてしまう危険がある。
気を付けて生活したい。

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