2013年9月25日水曜日

メゾ×メゾ~イタリアとフランスの風 上島緑:メゾソプラノ、林眞瑛:メゾソプラノ、川口成彦

平成25年9月24日(火)

三井住友銀行の前の木々も
少しずつ秋景色
 

ロビーでランチタイムコンサート
 

今日は、メゾソプラノ2人という珍しいコンサート。
共に東京藝術大学大学院在籍の逸材。
上島さんはフランス歌曲で今日はカルメンを意識したと言う赤のドレス。
林さんはイタリア歌曲で今日はクリーム系に緑の柄のドレス。
少しタイプは違うが、二人とも歌声は素晴らしかった。
満足のいくコンサートだった。

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第328回
メゾ×メゾ~イタリアとフランスの風~

2013年9月24日(火)
12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20品程度)
新宿三井ビル Lb階

MCは上島さん

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
1.アラゴネーゼ  〔林〕
ロッシーニ作曲
*ロッシーニはこの詩(“Mi lagnero tacendo”)で多くの歌曲を作曲した。アラゴネーゼはスペインのアラゴン地方の踊りの意味。
2.旅への誘い  〔上島〕
デュバルク作曲
*ボードレールの詩による歌曲。“いとしい人よ、共にいこう。そこには、ただ秩序と美 豪奢 静寂 そして快楽のみ。
3.小さい秋見つけた  〔二重唱〕
サトウハチロー作詞/中田喜直作曲
*この詩について作詞のサトウは、『赤くなったハゼの葉を見て言い知れぬ秋を感じて、この歌を書き上げた』と語っている。
4.庭の千草  〔二重唱〕
里見義作曲/アイルランド民謡
*原詩のバラを白菊に変え、咲き残った姿を、人が節操を守ることの大切さに置き換えている。
5.落葉松  〔二重唱〕
野上彰作詞/小林秀雄作曲
*この詩は、軽井沢の自然を愛した野上が昭和22年秋に書いたもの。野上の死後、親交のあった小林秀雄によって曲がつけられた。

Bプログラム 12:35~
1.ハバネラ  〔上島〕
ビゼー作曲 オペラ「カルメン」より
*カルメンの登場シーン。“もしあんたがあたしを嫌いなら あたしはあんたが好き あたしに好かれたら 気をつけることね!”
2.恋とはどんなものかしら  〔林〕
モーツァルト作曲 オペラ「フィガロの結婚」より
*少年ケルビーノが、憧れの伯爵夫人の前で自作の歌を披露しているシーン。恋への憧れに満ちた初々しいー曲を歌う。
3.私の心はあなたの声に花開く  〔上島〕
サン=サーンス作曲 オペラ「サムソンとデリラ」より
*古代イスラエルの英雄サムソンと、彼らを支配するペリシテ人の姫デリラの物語。このアリアでデリラはサムソンへの愛を情熱的に歌う。
4.今の歌声は  〔林〕
ロッシーニ作曲 オペラ「セビリアの理髪師」より
*愛しい人の歌声を聞いたロジーナは「この恋路を邪魔する者には百の罠を仕掛けてやる!」と可愛らしくも強気な性格を見せる。
5.舟歌  〔二重唱〕
オッフェンバック作曲 オペラ「ホフマン物語」より
*ゴンドラの行き交うヴェネツィアの歓楽場の豪華な館で、高級娼婦ジュリエッタとニクラウス(女神ミューズ)が夢みる恋の歌を歌う。

◆出演者プロフィール◆

上島 緑  かみしま みどり  メゾソプラノ
松本深志高校卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に同声会賞を受賞し同新人演奏会に出演。現在、東京藝術大学大学院修士課程独唱科在籍。大学院ではデュバルクを研究し、JT主催「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」に大学推薦される。オペラでは「フィガロの結婚」マルツェリーナ役、宗教曲ではモーツァルト「レクイエム」のソリストを務め、母との童謡・日本の歌ジョイントコンサートも行う。今年5月には初のソロリサイタルを開いた。

林 眞瑛  はやし まえ  メゾソプラノ
東京藝術大学声楽科卒業。足利オペラリリカ修了。現在、同大学院修士課程独唱科2年生、サントリーホールオペラアカデミー研修生。大学の卒業時にアカンサス賞、同声会賞受賞。第3回山手の丘音楽コンクール声楽・一般の部にて第二位、ヤマハ音楽賞受賞。文化庁主宰ガブリエッラ・トゥッチ氏のマスタークラス受講。大学院の成績優秀者としてJT主催のアフタヌーンコンサートに推薦され出演。

川口 成彦  かわぐち なるひこ  ピアノ
1989年生まれ。横浜市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学大学院修士課程古楽科(フォルテピアノ)に在籍中。第2回青少年のためのスペイン音楽ピアノコンクール第1位、および最優秀スペイン音楽グランプリ受賞。現代のピアノだけでなく、フォルテピアノやチェンバロの演奏法も学び、ピアノ音楽へのより深いアプローチを目指す。声楽伴奏をはじめとしてアンサンブルにも意欲的に取り組んでいる。
 

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