平成24年1月27日(金)
18:30~21:25
新国立劇場 オペラパレス
Z席 1,500円
今日はプッチーニの『ラ・ボエーム』を観た。
このオペラは、パリの屋根裏部屋を舞台に、若い二人の美しくも哀しい愛を軸に、明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ。プッチーニの甘美な旋律がロマンティックな物語を紡ぎだしている。1幕のロドルフォとミミの出会いのシーンは、数あるオペラの中でも最も美しい愛の名場面。華やかなカルチェ・ラタンの賑わいを描いた2幕、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。世界中で人々に愛され続ける珠玉の名作です。
ミミを歌うのは、バロックやモーツァルト作品を中心に正解的に活躍し、美声と超絶技巧で聴衆を魅了しているヴェロニカ・カンジェミ。ミミ役は新国立劇場でロールデビュー。ロドルフォ役は英国ロイヤルオペラなど欧州各地で活躍する韓流パク・ジミン。指揮者は、ダルムシュタット州立劇場音楽総監督を務める気鋭の指揮者コンスタンティン・トリンクスが08年『ドン・ジョバンニ』以来、待望の再登場。
当初ロドルフォ役で出演を予定していたアルトゥーロ・チャコン=クルスは、大震災後の原子力災害による自身の健康への懸念から出演を辞退していた。また、ショナール役で出演を予定していた甲斐栄次郎は本人都合で出演を辞退。
韓流パク・ジミンは良い出来だった。カーテンコールでも愛想よく声援に答えていた。妻屋秀和も素晴らしい出来で大きな声援が飛んでいた。
気楽にオペラを楽しめる良い作品だ。
G.プッチーニ
ラ・ボエーム
全4幕/イタリア語上演/字幕付
原作 アンリ・ミュルジェ
台本 ジュゼッペ・ジャコーザ/ルイージ・イッリカ
作曲 ジャコモ・プッチーニ
指揮 コンスタンティン・トリンクス
演出 粟國淳
美術 パスクアーレ・グロッシ
衣裳 アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明 笠原俊幸
合唱指揮 三澤洋史
音楽ヘッドコーチ 石坂宏
児童合唱指導 太刀川悦代
米屋恵子
金井理恵子
舞台監督 大仁田雅彦
合唱 新国立劇場合唱団
児童合唱 TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽 東京交響楽団
芸術監督 尾高忠明
ミミ ヴェロニカ・カンジェミ
ロドルフォ ジミン・パク
マルチェッロ アリス・アルギリス
ムゼッタ アレクサンドラ・ルブチャンスキー
ショナール 萩原潤
コッリーネ 妻屋秀和
ベノア 鹿野由之
アルチンドロ 晴雅彦
パルピニョール 糸賀修平
門番 宮本俊一
物売り 加藤信行
軍曹 細岡雅哉
税関吏 黒田論
子供 原田拓昌
高村将敬(アンダースタディ)
カヴァー:廣田美穂(ミミ)
樋口達哉(ロドルフォ)
萩原潤(マルチェッロ)
安藤赴美子(ムゼッタ)
森口賢二(ショナール)
久保田真澄(コッリーネ)
晴雅彦(ベノア)
鹿野由之(アルチンドロ)
二階谷洋介(パルピニョール)
演出助手:久垣秀典/根岸幸
副指揮:城谷正博/冨平恭平
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