2011年9月5日月曜日

「真夏のモーツァルト」京都市立芸術大学 期待の音大生によるアフタヌーンコンサート

平成23年9月5日(月)

期待の音大生によるアフタヌーンコンサート

2011年9月5日(月)
11:20~12:50

ーVol.314ー

真夏のモーツァルト

モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
フルート四重奏曲 第1番 ニ短調
中国民謡(編曲:中村典子)/瑶族舞曲

京都市立芸術大学

田 呈媛(フルート)
金 有里(ヴァイオリン)
亀山晴代(ヴィオラ)
田中恵美(チェロ)

JTアートホール・アフィニス

田さんがMC。人柄の良さをにじみ出す。
満員の観衆で嬉しそうに演奏。好感が持てる。
田中さんが関西人らしい素振り。
良い演奏だった。

♩モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
【演奏時間・・・約6分】
今日の演奏会の始まりに、ソナタ形式の第1楽章を取り上げ、モーツァルト的な音楽で、来場の皆様にご挨拶したいと思います。

♩モーツァルト/フルート四重奏曲 第1番 ニ短調
【演奏時間・・・約14分】
モーツァルトは、「フルートが嫌いだった」と良く言われます。しかし、それは本当でしょうか?もしかすると、彼にとってフルートの音色は自分の本音を描きやすいものだったのではないでしょうか。

♩中国民謡(編曲:中村典子)/瑶族舞曲
【演奏時間・・・約5分】
中国は56もの民族を持つ、多民族の国です。南部にある雲南省には、「瑶族」を含む、約30の少数民族が集い、派手な衣装や多彩な色使い、上手な歌や踊りで、それぞれの民族が自分の個性を音楽で表現しています。中村典子先生に編曲して頂いたカルテットバージョンの「瑶族舞曲」は、中国ではよく知られている五音音階の旋律で、詩的な構成になっています。純粋な中国的旋律にしっとりとした自然な和音が付けられています。

(田)
ヨーロッパのモーツァルトから中国の民族音楽に飛躍するのは、びっくりですが、「美」はきっとありのままの国や文化を感じるところに、一番の真実があるのではないでしょうか。わずかの時間ですが、我々の演奏を楽しんで頂けたら幸いです。

PROFILES
田 呈媛(でん ていえん):フルート
中国・瀋陽出身。瀋陽音楽学院付属中学校を経て、瀋陽音楽学院フルート専攻を卒業。2006年9月京都市立芸術大学大学院研究留学生として来日。2011年3月同大学院音楽研究科修士課程修了。大学院賞受賞。現在、同博士課程に在学中。論文の研究課題は「中国・東北地方の西洋音楽受容の歴史」。

金 有里(きむ ゆり):ヴァイオリン
奈良県出身2011年3月京都市立芸術大学卒業。

亀山晴代(かめやま はるよ):ヴィオラ
兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、現在京都市立芸術大学音楽学部弦楽専攻4回生。

田中恵美(たなか めぐみ):チェロ
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。現在京都市立芸術大学音楽学部弦楽専攻4回生在籍中。

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