2011年9月2日金曜日

名曲リサイタル 渡辺友理:ピアノ、菊地知也:チェロ(田中麻紀:ピアノ) 素晴らしい演奏

平成23年9月1日(木)

台風12号がゆっくりと近畿地方方面に向かっている。
南からの湿った風で本当に蒸し暑い。
あちこちでゲリラ豪雨が降っているらしいが東京は雨は降っていない。

ゆっくり歩いてなんとか東京都庁に。
32階の食堂、いつもは右側の食堂を利用するのだが今日は左側に。
580円の中華定食:レバニラ炒めを食べる。



座席はかなりの混雑。
こちらの方が狭いように感じる。

食事後のんびり歩いて図書館に。
CDを借りる
「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ」
2009年発売の「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」に続く、上原ひろみ参加のスタンリー・クラーク・プロジェクト。前作のストレート・アヘッド作品とはうってかわり、エレクトリック・サウンドを核とした強力作。
聴くのが楽しみ。

もう一つの図書館で借りていたCDを返す。
どちらも座席は一杯でゆっくりできないので直ぐに退館。

夕方渋谷の宇田川町のチェルシーホテル(昨夜放火未遂事件で騒ぎに)を見に行く。4時半頃はレポーターが一組だったが、6時前には警官2名が入口を警護。レポーターも増えていた。



名曲リサイタルの観覧に行く。

名曲リサイタル

渡辺友理(ピアノ)

菊地知也(チェロ)
田中麻紀(ピアノ)

司会 加羽沢美濃(作曲家)
伊藤健三アナウンサー

収録:平成23年9月1日(木) 於:NHK509スタジオ
放送予定:平成23年10月8日(土) NHK-FM 19:20~21:00

本来は3月に収録予定だったが、大震災のため中止となった。
何とか二人のスケジュールが調整でき今回の収録となったもの。
有り難い。

Program
~前半~

渡辺友理(わたなべ ゆり):ピアノ

♩前奏曲 嬰ハ短調 作品3 第2 ラフマニノフ作曲

♩前奏曲 嬰ト短調 作品32 第12 ラフマニノフ作曲

♩ノクターン 嬰ハ短調 遺作 ショパン作曲

♩スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39 ショパン作曲

♩アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 作品22 ショパン作曲

通常は曲紹介の後、裏で演奏準備をしてから姿を現し、そこで観客が拍手で迎えるのだが、渡辺さんは席を立つと前の水をちょっと飲んでそのままピアノに進み、あっという間に演奏をスタートさせた。次はディレクターの指示で一度裏に行ったが、3回目もそのままピアノに。弾きたくてしょうがないという情熱が伺われた。
昨年のショパンコンクール日本人最高位の実力を感じさせる演奏だった。
進学校の立川高校(中退)出身で頭が良さそう。曲の解釈もしっかりしている。
アロマのキャンドルにはまっているらしい。

Program
~後半~

菊地知也(きくち ともや):チェロ
田中麻紀(たなか まき):ピアノ

♩ラ・フォリア マラン・マレー作曲
モーリス・ジャンドロン編曲

♩無伴奏チェロ・ソナタ 作品25 第3 ヒンデミット作曲

♩森の静けさ ドボルザーク作曲

♩序奏と華麗なポロネーズ 作品3 ショパン作曲
モーリス・ジャンドロン編曲

年代・国が違う曲をチェロの多彩な響きで楽しませてくれた。
奥さんはヴァイオリニストで、ヴァイオリニストとチェリストの置物を集めるのが愉しみとのこと。色々な動物の置物があるらしいが自分はどの動物かは言い難いらしい。

プロフィール
渡辺友理(ピアノ)
5歳よりピアノを始める。2004年第5回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA コンチェルトB部門で金賞受賞。立川高校2年の時に文部科学省高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格、イタリアに単身留学。第16回ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)で第2次審査まで進みディプロマ受賞。現在、イタリアのイモラ音楽院およびボローニャ大学(外国語・文学部・・・経営組織論を専攻)在学中。凄い才媛。

菊地知也(チェロ)
6歳よりチェロを始める。東京藝術大学卒業。第60回日本音楽コンクール第1位。併せて増沢賞、特別賞受賞。第4回日本室内楽コンクール第1位。併せて東京都知事賞受賞。第1回全日本ビバホール・チェロコンクール第1位。現在、紀尾井シンフォニエッタ東京、アルファ弦楽四重奏団、アンサンブル・ロココのメンバー。日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・チェリスト。東京藝術大学、桐朋学園大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。

田中麻紀(ピアノ)
東京藝術大学卒業。シュトウットガルト音楽大学大学院卒業。

20:50収録終了。

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