2013年7月14日日曜日

新国立劇場小劇場で演劇『象』とその後のシアタートークを楽しむ 大杉漣さん等に握手で見送られる

平成25年7月14日(日)

今日も暑い。
中野坂上から初台に向けて歩く。
日曜なのと暑さで人出はあまりない。
無理せずゆっくりと歩く。


新国立劇場ボックスオフィスで今日から先行販売の『エドワード二世』のチケットを購入。
写真には柄本佑と中村中が紹介されている。
シェイクスピアと同時代作家マーロウが描く悲劇の王の物語、日本初の本格上演!が売りとなっている。

昼食を食べるため、オペラシティ2階の丸亀製麺に行く。

 
思ったより日曜なのに混んでいた

 
ぶっかけおろしうどん
+野菜かき揚げ
で460円
美味しくいただく

 
今日の開演は13時
会場に急ぐ


『象』
作:別役実 演出:深津篤史
出演:大杉漣 木村了 奥菜恵 山西惇 金成均 野村修一 橋本健司 神野三鈴 羽場裕一

会場:新国立劇場小劇場 開演:13時

まず舞台がおびただしい古着で埋め尽くされていたのにビックリ。約4トンの大量の古着らしい。すべてボタンやジッパー等が取り外され事故の無いようにされているとのこと。
舞台でまっすぐ立つのが難しいので演じるのは大変らしい。古着の中に俳優が隠れて(待機)しているので本当に面白い。(女性の下着まで交じっているとのこと)
普通舞台模型がホワイエにあるのに今回は用意されていなかった。
真ん中にベッドが一つ。大杉漣がここを中心に演じる。
1962年の初演時、日本演劇界に衝撃を与えた作品を、深津篤史が演出し2010年3月に上演され、その斬新な演出と独特なな世界観が大きな反響を呼んだ、別役実初期の代表作『象』が再演された。
原爆でケロイドを町中で見せびらかし、人々から拍手喝采を得たいと言う奇妙な情熱を抱く病人。彼を引き止め、ひっそり我慢することしかしてはいけないと説得する男。二人の心の行き違いを軸に被爆者が陥った閉塞状況、苦悩を通して社会全体が抱える存在の不安を、張りつめた筆致で鋭く描かれている。

別役実の初期の代表作。セリフも聞き逃せないやり取りが続いていく。休憩なしなので緊張感が続く。
もう一度観たくなった。面白い演劇。

終演後、新国立シアター・トークが開催された。
司会はいつもの中井美穂さんではなく、堀尾正明。
中井さんは世界陸上取材のためロシア出張中で、約10年前からこのシアター・トークで司会をしていた堀尾さんに依頼があったとのこと。
出演は、大杉漣、木村了、宮田慶子。
中井さんの進行に慣れていたので、堀尾さんの司会進行が面白かった。
大杉さんの本音トーク・・・劇ですべてを表現しているのでトークは好きではない。本当は出たくなかった。早く帰りたかった。
それにしては、真剣に面白い話を聞かせてもらえました。ありがとうございます。
シアター・トーク終了後、大杉漣さんと木村了さんに握手で見送ってもらえて大感激。
サービス精神豊富。
二人ともかっこよかった。
16時30分頃会場を出たらパラパラと雨が降り始めていた。

初台駅から新宿駅まで京王新線で移動し、駅から外を見ると土砂降り。
流石に外に出られず躊躇する人たち。

 

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