2010年10月28日木曜日

新国立劇場にてバレエ「ペンギン・カフェ」を鑑賞


2010年10月27日
19:00~22:00
新国立劇場
オペラパレス
新国立劇場バレエ団
・フォーキンの「火の鳥」
・パランシンの「シンフォニー・イン・C」
・ビントレーの「ペンギン・カフェ」
Z席1,500円
 
芸術監督:デヴィッド・ビントレー
指揮:ポール・マーフィー
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 
・フォーキンの「火の鳥」
  <振付:ミハイル・フォーキン>
  <音楽:イゴール・ストラヴィンスキー>
  火の鳥:小野絢子
  イワン王子:山本隆之
  王女ツァヴナ:寺田亜沙子
  魔女カスチェイ:マイレン・トレウバエフ
  新国立バレエ団/新国立バレエ研修生
 
初演は1910年6月。新国立劇場で上演される2010年は初演より100年の記念すべき年。ロシアの民謡に基づく1幕2場のバレエで、当作品はバレエ・リュスの第2回パリ公演の中心的な作品。1013年に初演された『春の祭典』と並んで、同バレエ団の代表作となる。
バレエ・リュスの創始者ディアギレスの依頼でストラヴィンスキーが作曲、フォーキンが振りつけたという豪華な作品。ロシアの民族色の濃い物語と音楽に、フォーキンもロシアの民族舞踊の要素をふんだんに取り入れている。気高く孤高の火の鳥、魔王カスチェイの手下たちのダイナミック踊りなど、短い作品ながら緊張感あふれる踊りを楽しむ。
 
・シンフォニー・イン・C
  <振付:ジョージ・バランシン>
  <音楽:ジョルジョ・ビゼー>
  第1楽章
   プリンシバル:長田佳世、福岡雄大
   コルフェ:西山裕子、大和雅美、福田圭吾、小柴富久修
  第2楽章
   プリンシバル:小野絢子、富川祐樹
   コルフェ:細田千晶、川口藍、澤田展生、田中俊太朗
  第3章
   プリンシバル:酒井はな、芳賀望
   コリフェ:寺島まゆみ、寺田亜沙子、グレゴリー・バリノフ、野崎哲也
  第4章
   プリンシバル:木島美和、マイレン・トレウバエフ
   コリフェ:さいとう美帆、高橋有里、アンダーシュ・ハンマル、原健太
  新国立劇場バレエ団
 
バランシンの作品は、“音楽の視覚化”と形容されるが、まさに当作品は目で見る音楽そのもの。たいへん難易度が高いバレエで、初演は1947年パリ・オペラ座、バランシンがパリ・オペラ座に招かれて振り付けた。音楽は作曲家ビゼーが17歳の時に書いた交響曲を使っており、全部で4楽章からなる。楽章ごとに男女プリンシバルとソリスト、コール・ド・バレエが登場し、華麗に優雅にそれぞれ異なった雰囲気を描く。複雑でスリルに満ちたバ・ド・ドゥやボワントワーク、思う存分振り動かされる四肢。刻々と隊列を変えながら縦横無尽に舞台を駆け回るコール・ド・バレエ。その全てがバランシン独特のすばやさで繰り広げられ、舞台はめくるめく躍動感に包まれていく。最終楽章で全キャストが一堂に会し、まさに絢爛豪華なフィナーレとなる。
 
・ペンギン・カフェ
  <振付:デヴィッド・ビントレー>
  <音楽:サイモン・ジェフェス>
  ペンギン:さいとう真帆
  ペンギンウェイター:西山裕子、大和雅美
  ユタのオオツノヒツジ:湯川麻美子、M.トレウバエフ
  テキサスのカンガルーネズミ:八幡顕光
  豚鼻スカンクにつくノミ:高橋有理
  ケープヤマシマウマ:芳賀望
  熱帯雨林の家族:貝川鐡夫、木島美和、田中雛羽
  ブラジルのウーリーモンキー:福岡雄大
  その他の出演者:西川貴子、寺島まゆみ、丸尾孝子、長田佳世、楠本郁子、千歳美香子、
             堀岡美香、輪島拓也、澤田展生、田中俊太朗、原健太、清水裕三郎
  メゾソプラノ:渡辺敦子
 
1988年にデヴィッド・ビントレーがサイモン・ジェフス率いる「ペンギン・カフェ・オーケストラ」の曲に触発されて創作した作品。英国ロイヤル・バレエが初演し、大ヒットを記録した。次々に登場する生き物は絶滅危惧種であり、現在ますます関心を呼んでいる環境問題を先取りした形の作品であるが、教訓的な手法を用いることはなく軽妙に仕上げている。
*素晴らしい音楽、軽妙な陽気なダンス。楽しくみれました。本当に傑作です。
  見る価値があるバレエ。ブラボー。

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