2010年10月22日金曜日

皇居で雅楽を楽しむ


2010年10月22日
午前中は
皇居 東御苑にて
雅楽を楽しむ
 
9時半開場
10時半開演
開場直後にも関わらず
既に満席に近い
正面の一番後ろに座る
 
雅楽演奏会
 
曲目
管弦
○平調音取(ひょうじょうのねとり)
 平調は、唐楽六調子(とうがくろくちょうし)の一つ
 平調(洋楽のE音に近い音)を基音とした律旋の調子
 音取は、管弦演奏に先だって奏する短い曲
 音律を整えその調子の雰囲気を作る。
 笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・笛(ふえ)の音頭と
 鞨鼓(かっこ)そして主琵琶(おもびわ)・主箏(おもごと)
                        が奏します。


○催馬楽(さいらば) 更衣(ころもがえ)
 催馬楽は、平安時代(794年~1192年)の初めに
 大陸系の音楽の影響を受けて作られた歌謡
 唐楽器等の伴奏で歌われる民謡を歌詞とする声楽。
 天皇の御遊(ぎょゆう)(宮中で催された管弦の遊び)
 等で演奏された。
 「更衣」は、最も有名な曲。
 もとは民謡から始まり、後に貴族の娯楽音楽になって、
 技術的に高められた。
 特に外来の管弦合奏を伴奏するようになり、
 平安時代には盛んに演奏された。
 (歌詞)
 更衣せんや      シャ公達(きんだち)
 我が衣(きぬ)は野原  篠原
 萩の花摺(はなす)りや シャ公達や
 
 全体として、のびのびした優雅な感じを与える声楽曲。
 句頭(くとう)の「更衣」までを主唱者が笏拍子(しゃくひょうし)を打って独唱し、付所(つけどころ)の「せんや」から歌方の全員が笙、篳篥、龍笛、琵琶及び箏の伴奏で斉唱する。
 
 
 
○皇麞急(おうじょうのきゅう)
 この曲は、現在残っている4曲の大曲のうちの一つで、皇麞(別名「海老葛(えびかつら)」という曲の「急(きゅう)」(最終楽章)の部分にあたる
 早四拍子(はやよびょうし)という4分の4拍子の4小節で一楽節を成す拍節類型の曲。
○王昭君(おうしょうくん)
 この曲は、久しく絶えていたものを醍醐天皇(在位897年~930年)の御代に、式部卿貞保親王(さだやすしんのう)が尺八の譜を横笛の譜に写し、復元したものといわれている。早四拍子の短い曲。
 
舞楽
 大陸系の「舞楽」は左方(さほう)の舞(中国系)と右方(うほう)の舞(朝鮮系)に大別される。
 今回、左方は「賀殿(かてん)」、右方は「登殿楽(とうてんらく)」を演奏

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