2011年12月21日水曜日

新国立劇場でバレエ「くるみ割り人形」を愉しむ

平成23年12月21日(水)
19:00~21:15
新国立劇場にて

2011/2012シーズン 新国立劇場バレエ公演 《オペラパレス》

クリスマスですね。



くるみ割り人形の
ポスター


会場はクリスマスモード


チャイコフスキーの作曲

これからの週末3日間はソールドアウトだが、今日と明日は平日のため空きが目立つ。
しかしながらバレエ関係のスタイルの良い観客が多く、年末らしく華やか。
ロビーでは子供向けのイベントも多く開催されており、大人も楽しんでいた。
休憩時には、お菓子を食べたり、シャンペンを飲んだりそれぞれ愉しんでいた。

今日もZ席。1,500円なので、踊りが一部見えないが、曲が良いので良しとしよう。

全2幕。
今日はクリスマス・イヴ。少女クララは部屋の中で一人おもちゃで遊んでいる。窓の外では、プレゼントを抱えた楽しげな人々やスケートをしている男の子たち、家路を急ぐ人たちが行きかっている。クララが何かに誘われるように外へ出ると、そこには不思議な姿の老人がいる。
そう、この不思議な人物、ドロッセルマイヤーに導かれて、クララの不思議な旅が始まる。・・・。

第1幕
そこは、ドイツのシュタルバウム家。そこではクリスマス・パーティの真最中。ドロッセルマイヤーもパーティに招かれている。それにしても、なんて素敵なクリスマス・パーティでしょう!大広間には大きなクリスマス・ツリーが飾られ、美しく着飾った大人やパーティのために正装した子どもたちが楽しく時を過ごしています。ぜんまい仕掛けの人形や妖精トロルの姿の人形の踊りが披露され、子どもたちの大喝采を浴びています。
ドロッセルマイヤーは、クララにくるみ割り人形をプレゼントします。クララは大喜びで人形を抱き上げますが、妹がはしゃいでいる様子がおもしろくない兄のフリッツは、くるみ割り人形を取り上げてこわしてしまいます。くるみ割り人形をこわされて泣いているクララに気づいたドロッセルマイヤーが、くるみ割り人形を直すと、クララは人形が元に戻ってほっと安堵するのでした。
夜もふけて、楽しかったパーティも終わり、お客たちが帰路につく時間になりました。クララが、がらんとした大広間に戻ると、そこにはたくさんのねずみたちが!驚いているクララの前で、ねずみの王様に率いられたねずみたちと鉛の兵隊の戦いが始まります。くるみ割り人形も登場し、鉛の兵隊たちと応戦しますが、ねずみたちの勢いは止まりません。最後はねずみの王様とくるみ割り人形の一騎討ち!クララはスリッパをねずみの王様に投げつけて、くるみ割り人形を助けます。戦いに勝ったくるみ割り人形は美しい王子様に変身し、雪の国へとクララを連れていきます。雪の女王や雪の精が美しく舞う中を、王子はさらに遠く、おとぎの国へとクララをいざなうのでした。

ー休憩25分ー

第2幕
おとぎの国では、クリスタルの舟に乗ってやってきたクララと王子を出迎えるために、金平糖の精が4人のカバリエを従えて現れ、花のワルツの精たちを呼び寄せます。おとぎの国の住人がクララたちに挨拶をし、王子は金平糖の精にくるみ割り人形とねずみの王様との戦いの様子を語ります。それからスペイン、アラビア、中国、トレパック、葦の精たちが次々に楽しく美しい踊りを披露するのでした。優美な花のワルツの踊りに続き、最後は金平糖の精と王子が踊ります。
突然、ドロッセルマイヤーが現れて、クララを現代の彼女の家へと連れ帰ります。あれはゆめだったのかしら・・・でも。

指揮:大井剛史
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

金平糖の精:本島美和
王子:福岡雄大
雪の女王:湯川麻美子
クララ:さいとう美帆
ドロッセルマイヤー:冨川祐樹

シュタルバウム:貝川鐡夫
シュタルバウム夫人:楠元郁子
フリッツ:八幡顕光
ハレーキン:奥村康祐
コロンビーヌ:高橋有里
トロル:福田圭吾
ねずみの王様:小笠原一真
くるみ割り人形:福田圭吾
スペイン:西川貴子 マイレン・トレウバエフ
アラビア:寺田亜沙子 輪島拓也
中国:長田佳世 吉本泰久
トレパック:八幡顕光 福田圭吾 奥村泰祐
葦の精:寺島まゆみ 米沢唯 細田千晶
花のワルツ:堀口純 丸尾孝子 川口藍 小村美沙
管野英男 古川和則 貝川鐡夫 江本拓

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