2011年6月20日月曜日

新国立劇場 2011・2012シーズン 演劇演目説明会(宮田芸術監督に聞く)

平成23年6月19日(日) 17:00~17:50
新国立劇場 中劇場 ホワイエ にて

宮田慶子 演劇芸術監督より
新年度演目について説明があった。

概略は、パンフレットに書いてある通り
新シーズンは「日本的なる美」の世界観を展開
幕開けは、「【美×劇】ー滅びゆくものに託した美意識ー」と題したシーズンテーマのもと、大正・昭和、平成と、ほぼ一世紀をまたぐ日本戯曲三作品を企画。
『天守物語』『朱雀家の滅亡』の二作品は、研ぎ澄まされた美しい台詞にいろどられた、「日本的なる美」の世界観を展開した作品。さらに、同テーマのもと、気鋭の劇作家、倉本裕氏に、新作『イロアセル』を書き下ろしてもらった。
戯曲における美しい言葉だけでなく、「美」という概念そのものを語ることすら少なくなっている現代、もしかするとそのことは創造本能の根幹にかかわる問題であり、思いのほか根深い病巣になってしまっているようにさえ思える。【美×劇】のシーズンテーマから、「美」と「演劇」との出会い、そして可能性を探る契機としたい。
続いては、鄭義信氏の新作『パーマ屋スミレ』、蓬莱竜太郎氏作『まほろば』の再演、そして4~5月には、待望の海外現代戯曲の日本初演、『負傷者16人ーSUXTEEN WOUNDEDー』を上演。
締めくくりは、「JAPAN MEET...Ⅴ/Ⅵ」として、平野啓一郎氏による新翻訳に、宮本亜門氏の演出によるオスカー・ワイルド『サロメ』、ハロルド・ピンター後期の転換点ともなった作品、『温室』。

宮田さんの思いは良く伝わった。

ただ、質問として発言した男性が宮田さんの演目選定について批判の発言をしたが、この男性の発言は昨年も聞いた。株主総会で自分勝手に思いを勝手に喋っている変な株主と同じで場違いな印象を持った。
新国立劇場としてしっかり決めて行っていることだから個人攻撃をしてもしょうがないと考える。少し場が白けた。

聴衆は数十人でそれほど多くはなかったが、入り口で紙コップのジュースとお菓子をサービス。



また、帰りに山形県のお米の新品種の「つや姫」とシベールのお菓子、紅花の種、蕎麦の種を渡してくれた。ありがたいことだ。

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