2011年6月30日木曜日

2011年度 東京藝術大学 奏楽堂 モーニング・コンサート 第6回 高橋宏治:作曲、長田真実:オルガン

モーニング・コンサート 第6回
東京藝術大学 奏楽堂
2011年6月30日(木)
11:00~11:45



指揮:尾高忠明
演奏:藝大フィルハーモニア

前半
◆高橋宏治(4年) Kouji Takahashi
高橋宏治:Calling (演奏時間約10分)

1986年徳島県生まれ。12歳より独学で作曲を始める。
横浜国際映像祭「CREAM」に参加。
武生国際音楽祭「武生作曲賞2010」入選。
日本現代音楽協会創立80周年記念事業 上田希リサイタル にて公募選出 作品が初演される。
現在、東京藝術大学音楽学部作曲科4年に在学中。

最初のスピーチで、元はピアノ連弾の曲。それをオーケストラに書き換えた。ビブラフォンとマリンバが向かい合う形とした。

プログラムノート
この曲は、一本の電話から始まる物語です。
音楽は、3つの部分に分かれており、最初の部分では電話が延々と鳴り続けます。
中間部では、男女が電話越しに会話を始めます。
最後の部分では、二人の会話が成り立たなくなってゆきます。
登場人物は、電話で会話している男性と女性。女性はぺちゃくちゃ喋ったり、わめいたり、ときどきないたり、男性は基本的に黙っています。会話を通して二人の感情が次第に交錯していきます。
ただそれだけなのですが、こういう日常(?)を芸術音楽として表現できたらいいなと思い、この曲を書きました。
具体的な感情や情景を音に変えてゆく作業は、骨の折れる作業でしたが、すごく楽しい時間でもありました。

後半
◆長田真実 (修士2年) Mami Nagat,a
A.ギルマン:オルガンと管弦楽のための交響曲
第1番 ニ短調 Op.42 (演奏時間約25分)

1987年、兵庫県姫路市生まれ。
東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。学内において安宅賞、卒業時にアカンサス賞を受賞。
現在、同大学大学院音楽研究科2年在学中。

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