2014年5月23日金曜日

新国立劇場中劇場 演劇「テンペスト」の観劇とシアター・トークを楽しむ

平成26年5月21日(水)

朝から雨。
新国立劇場に演劇「テンペスト」のZ席を購入しに初台に。
10時直前に行列に並ぶ。
今日は夜のオペラ目当ての人もいて、結構人数は多い。
係りの人がオペラ組と演劇組を分ける。
演目の関係か珍しくオペラ組も余裕がある。
演劇も余裕があり、オペラは夜なので昼の演劇も観る人も。
Z席も1,620円。3月までは1,500円だったのに。
現金で支払い。

中劇場もシアター・トークがあるからかほぼ満席。
14時開演。
舞台には幕などはなく、いつのまにか何気なく劇が始まった。
1,00個以上の段ボールなどを使った中劇場の広さをフルに使った斬新な舞台。
シェークスピア最後の戯曲を演出の白井晃が楽しませる。
魔術の力を借りるという設定なので難しい演目。
古谷一行さんは、少しセリフにぎこちなさもあったが、このセリフの多さでは仕方ない。
高野志穂さんは、バレーを踊るように15歳のういういらしさを醸し出していた。
なかなか面白かった。

終演後、シアター・トークが開催された。
司会は、中井美穂。
出演は、古谷一行、高野志穂、長谷川初範、白井晃、宮田慶子。

演出の白井晃さんの思いがよくわかった。
古谷一行さんは、このオファーを受けるかどうか1か月悩んだらしい。
セリフが多くて悩んだらしい。
白井さんが、セリフを半分にするといって説得したとのこと。
実際は、やはり増えてしまったらしい。
17時30分頃終了。

THE TEMPEST
テンペスト

人間礼賛、シェイクスピアが最後にたどりついた夢幻の境地。
シェイクスピア生誕450年のメモリアル・イヤーの『テンペスト』
シェイクスピアが単独で書いた最後の戯曲で、彼の代表作の一つに数えられる。
魔術の力を借りて、一人の男が過去に自分に仇をなした者たちを集めるところから話が始まる。
やがて最後には一堂に会した登場人物全員に向かってある思いを語りだす。
そこに込められた彼の、そしてシェイクスピアのメッセージをどう解釈するか。
最後は、白井さんの解釈が感動的。

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:白井晃

出演:
古谷一行
高野志穂
羽場裕一
伊礼彼方
野間口徹
櫻井章喜
薄井将大
河内大和
山野史人

原金太郎
大林洋平
近藤隼
平良あきら
林浩太郎
野坂弘
依田明子
福島彩子
酒井幸菜

田山涼成
長谷川初範

演奏:
生駒祐子
トウヤマタケオ
清水恒輔

Z席購入の列に並ぶ


左がオペラ、右が演劇


新宿の街に
この週末は花園神社の大祭




中劇場に










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