2014年5月10日土曜日

日本フィル杉並公会堂シリーズ2014 第1回 指揮:山田和樹 バイオリン:成田達輝

平成26年5月8日(木)

杉並公会堂に


今日はチケット完売


アーティストに一番近い音楽会
日本フィル杉並公会堂シリーズ2014
第1回

2014.5.8(木)
杉並公会堂大ホール
午後7時開演

チケットは売れ切れ。
指揮が若手の人気者:山田和樹、ヴァイオリンソロにこれも22歳の人気者:成田達輝と注目の演奏会。
演奏開始前に恒例の山田和樹さんのMCが。
今日の演目の説明を中心に。
1曲目のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、ブラームスの曲と並び「3大ヴァイオリン協奏曲」と称される傑作。出光音楽賞を若くして受賞した22歳の成田さんとの共演を楽しみに
2曲目は、思い入れのあるラフマニノフの交響曲第2番。ラフマニノフが35歳で作曲したこの曲を35歳で演奏できるのは今しかないという演目。なおかつこの曲でBBC交響楽団を指揮してヨーロッパデビューしたという。

1曲目のヴァイオリン協奏曲は、山田さんの指揮ぶりと間近でアイコンタクトしながらソロを演奏する成田さんのスリリングなやり取りを存分に楽しんだ。素晴らしい。
2曲目のラフマニノフは約50分という長い曲だが、時間を感じさせない熱奏で山田さんの指揮を堪能した。
アンコールは、チャイコフスキーの《弦楽セレナーデ》より第3楽章「エレジー」でしっとりと演奏し堪能させた。
演目の選択も素晴らしかった。
21時10分頃に終演。

Program

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64* (約26分)

休憩(15分)

ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27 (約50分)

(アンコール)

チャイコフスキー:弦楽セレナーデより 第3楽章「エレジー」

指揮:山田 和樹(日本フィル正指揮者)

ヴァイオリン:成田 達輝*

ゲスト・コンサートマスター:白井 圭(2001年日本音楽コンクール第2位)

ソロ・チェロ:菊地 知也(日本フィル・ソロ・チェロ)

日本フィルハーモニー交響楽団

■山田 和樹[日本フィル正指揮者]
1979年生まれ。東京藝術大学指揮科卒業。2009年、第51回ブザンソン国際指揮者コンクールに優勝、併せて聴衆賞も獲得。ただちにモントルー=ヴェヴェイ音楽祭にてBBC交響楽団を指揮してヨーロッパデビュー。同年、ミシェル・ブラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮、すぐに再演が決定する。2010年には、小澤征爾氏の指名代役として、カザルスホールでの演奏会、スイス国際音楽アカデミーにて指揮した。
2012年8月には、小澤征爾氏の代役としてサイトウ・キネン・フェスティヴァル松本でオネゲル作曲「火刑台のジャンヌ・ダルク」を、サントリー芸術財団サマーフェスティヴァルのクセナキス作曲「オレステイア三部作」を指揮し、絶賛される。
現在、スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、横浜シンフォニエッタ音楽監督、仙台フィルハーモニー管弦楽団ミュージック・パートナー、オーケストラ・アンサンブル金沢ミュージック・パートナー、東京混声合唱団音楽監督、2014年9月よりモンテカルロ・フィルの首席客演指揮者に就任することが決まっている。
日本・スイス国交樹立150周年親善大使。ベルリン在住。

■成田 達輝[ヴァイオリン]
1992年生まれ。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後、11年9月よりパリ国立高等音楽院で学ぶ。2010年ロン=ティボー国際コンクール第2位、サセム賞、12年エリザベート国際コンクール第2位及びイザイ賞を受賞。
パリ在住。
使用楽器:Jean‐Baprise Vuillaume(1835-40)
L’associetion ZILBERより貸与。

■白井 圭[ヴァイオリン]
1983年生まれ。東京藝術大学付属高等学校を経て、同大学を卒業。07年からウィーン国立音楽学校に留学。
99年全日本学生音楽コンクール優勝。2001年日本音楽コンクール第2位及び増沢賞受賞。第一回仙台国際音楽コンクール入賞。09年、第58回ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞受賞。



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