2014年4月22日火曜日

高千穂大学 公開講座 『古代ローマ研究の最前線』 「パンとサーカス:剣闘士の戦い」を聴く

平成26年4月22日(火)
 
高千穂大学に
 

高千穂大学
平成26年度春学期『総合科目A』
10:40~12:10

「パンとサーカス:剣闘士の戦い」
東海大学非常勤講師
井上 秀太郎氏

寝不足で体調不良であったが(自業自得)、最前線の研究者の視点を楽しみに聴講。

話は、ローマのコロッセウム(ラテン語)の説明から。
建築の経緯。紀元64年のローマ市大火のあと、ネロ皇帝が宮殿(黄金宮殿)を建設。庭園内に人工池を造成。宮殿の前庭にはネロ皇帝の巨大な像(コロッスス)が。紀元68年、ネロ帝は属州の軍隊の反乱の結果、自害に追い込まれる。次の皇帝が黄金宮殿の人工池の水を抜き、跡地に円形闘牛場を建設。それがコロッセウム。

このネロ皇帝の宮殿跡は今は地下に残っているらしいが、その壁画がルネッサンスのラファエロ等に大きな影響を与えているらしい。芸術面ではやはり人間の営みは素晴らしい。

緻密な遺跡の調査、落書きなどを含めた文献の解釈などによる、様々な解説が続く。

ポンペイの遺跡からの研究成果も。

少なくても、帝政の前期、2世紀頃までは、敗者が必ずしも命を失うとは限らなかったらしい。除名に関する落書きの説明。

しかし、3世紀に入ると剣闘士の死亡率が上がって来て、負けると殆ど全て死亡しているらしい。

剣闘士の試合は4世紀になってから廃れている。
それはしばしばキリスト教の隆盛と結びついて解釈されるとのこと。

難しい講義(初めて知ることが多い)なので集中力を持って聴くことが必要。

今日の昼食
高千穂大学学食
ミックスフライ定食
470円
 
安くて美味しい
有り難い
 

ママ友仲間も食べている
 


 

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