2019年12月7日土曜日

秩父夜祭 Chichibu Yamatsuri,Night Festival

秩父夜祭

Chichibu Yamatsuri,Night Festival

日本三大曳山祭
国指定重要有形・無形民俗文化財
ユネスコ無形文化遺産登録

12月2日・3日

京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられる秩父夜祭は
秩父の総社、秩父神社の例大祭で、300有余年の歴史を誇ります。
巧みな技を極めた極彩色の彫刻や、金糸をあしらった幕の刺繍などに彩られた、豪華
絢爛な笠鉾・屋台が秩父屋台囃子の調べに乗り、冬の夜空を焦がす花火を
バックに曳き廻される勇壮な祭りです。
秩父神社の女神・妙見様と武甲山の男神・龍神様が年に1度、御旅所で出逢うと
いうロマンスが伝えられています。

Chichibu Yamatsuri is regarded as one of three most famous float festivals in japan
where six huge gorgeous floats parade through the city.At the climax on the night of
December 3rd, the huge floats. which up to 20 tons each, are drawn up the steep
Dangozaka slope making a really surprising and spectacular.

ギリ廻し
屋台や笠鉾の方向転換は「ギリ廻し」と呼ばれ、テコの応用で山車を浮かし、
軸を中心に回転する方法などをとります。
重さ数十トンの屋台・笠鉾が大きく傾き、
「玉入れ」という小太鼓の曲目が演奏されます。

笠鉾・屋台は、国指定重要無形民俗文化財になっています。

上町屋台(かみまちやたい)
高さ 約6.7m  重さ 約13t
屋根は4台の屋台の中で最も大きい。
軒の出も多く華麗な屋台。
牡丹に唐獅子の水引幕、鯉の滝昇りの
後幕の刺繍も見事。

中町屋台(なかまちやたい)
高さ 約6.7m  重さ 約14t
屋台の前後を飾る鬼板は、4台の屋台
の中で最も大きい。その彫刻は、天の岩戸
開きやスワノヲノミコトの大蛇退治など
日本神話を題材にしている。

中近笠鉾(なかちかかさほこ)
高さ 約5.5m  重さ 約15t
総体黒漆で、随所に金具を打ち、鬼板、縣魚
(けぎょ)、妻飾りなど極彩色の彫刻を飾った
宮殿風な構え。勾欄(こうらん)の丸彫金箔押の
龍や内室の二十四孝の彫刻は見どころ。

本町屋台(ほんまちやたい)
高さ 約6.5m   重さ 約12t
彫刻や装飾など金箔押しの上に彩色を
する贅を尽くした造りとなっている。
後幕は玩具を積んだ宝船の装飾が施され、
中央のダルマが特徴的である。

下郷笠鉾(したごうかさほこ)
高さ 約7m    重さ 約20t
6台の笠鉾・屋台の中で最も大きく、
重量もある。白木で仕上げられた本体に
金の飾り金具が神々しさをかもす。
通常は中近笠鉾と共に笠をはずして
曳き廻される。

宮地屋台(みやぢやたい)
高さ 約6.5m   重さ 約12t
秩父祭屋台のうち最も古く、
端正な姿をとどめている。
後幕は、想像上の霊獣・猩猩(しょうじょう)。
水引幕は飛鶴の刺繍。




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