平成26年3月13日(木)
杉並公会堂
杉並区・日本フィル友好提携事業
日本フィル公開リハーサル
【曲目】
ショスタコーヴィチ作曲
交響曲第7番 ハ長調 作品60
《レニングラード》
指揮:アレクサンドル・ラザレフ [日本フィル首席指揮者]
コンサートマスター:木野 雅之 [日本フィル ソロ・コンサートマスター]
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
2014年3月13日(木)
13:00~14:30
杉並公会堂大ホール
いや凄まじい曲だった。熱のこもったリハーサル。無料で楽しめて感謝したい。
この曲はあの独ソ戦での攻防戦のさなかに書き上げられている。
1941年6月、ソ連はナチス・ドイツ軍の奇襲攻撃を受ける。ソ連軍は敗退を重ね、9月にはレニングラードを包囲される事態に至る。900日にも及んだ包囲戦で70万人から110万人が犠牲になったと言われている。
ショスタコーヴィチも母校レニングラード音楽院の教壇に立っていて、音楽院の消防隊員として任を務めながら作曲家として英雄的な闘いを行う。そのなかで着想されたのが、交響曲第7番《レニングラード》。
精神的な昂揚の中、猛烈なスピードで前半の3楽章が書かれた。街が包囲されて食糧も燃料も尽きた10月、共産党の命で書きかけの総譜を持って街から退避、残る第4楽章はクイヴィシェフで完成された。
1042年3月5日、同地に疎開していたボリショイ劇場管弦楽団によって政界初演。その模様はラジオ放送でソ連全土へ中継された。ファシズムとの戦いと来たるべき勝利を象徴する新作として、ソ連各地で、そして欧米でも、包囲が続いていたレニングラードでも翌年8月に上演された。
4つの楽章には、戦争、回想、広大な祖国、そして勝利・・・という意味合いも込められていたらしい。
本当に素晴らしい作品であり、リハーサルとはいえ演奏だった。
【指揮】アレクサンドル・ラザレフ [日本フィル首席指揮者]
ロシアを代表する指揮者の一人。2008年9月から日本フィル首席指揮者。モスクワ音楽院を首席で卒業。1971年にソ連国際指揮者コンクールで第1位、翌年にはベルリンでのカラヤン指揮者コンクールで第1位とゴールド・メダルを受賞。
今日の昼食
阿佐谷南のデニーズ
ランチ
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