2012年4月5日木曜日

桜を訪ねて東京散策(新宿、四谷、霞が関、日比谷公園、JTホール) 2012.4.5-1

平成24年4月5日(木)
今日も天気が良い
桜を求めて東京を散策
まずは新宿駅南口から始める
エスカレーターで降りると
新聞(スポーツニッポン)を配っている
何か号外かと思ってもらって見たら
明日からのマスターズの宣伝の紙面
石川遼に活躍をしてもらいたいらしい
TBSとのコラボか


新宿御苑脇の散策路から
新宿御苑の桜を覗く


新宿御苑大木戸門前にある
高遠小彼岸桜
信州高遠城址公園で有名
小ぶりで赤みを帯びた可憐な花


四谷
イグナチオ教会
近くの土手の桜
この土手の上には
上智大学学生の花見の席取りのビニールシートがいっぱい


土手の下はソフィア通り
紀尾井ホール前の枝垂桜から眺める


ホテルニューオータニ
緑が深い


こちらもホテルニューオータニ
鳥も飛び交う


ホテルニューオータニ
ガーデンタワーでは
結婚式のリハーサルが行われていた
トランペットや電子楽器などで
コーラスが
素晴らしい音楽を楽しませてもらった


赤坂見附
弁慶橋から
グランドプリンスホテル赤坂新館を見上げる
取り壊し近くなので
この風景も最後か


霞が関
外務省の桜


昼食は
農林水産省別館の食堂で
子持ちガレイの煮つけ
610円


日比谷公園も桜が豊富


虎ノ門の琴平神社の桜


お昼はJTホールで
期待の音大生によるアフターヌーンコンサート
12:20~12:50



期待の音大生によるアフターヌーンコンサート
ーVol.328-
ピアノ連弾と独奏

プログラム

連弾
モーツァルト:四手のためのピアノソナタ 変ロ長調 K.358

シューベルト:3つの軍隊行進曲 D.733より 第1番 二長調

独奏
ラヴェル:ラ・ヴァルス

出演者
武蔵野音楽大学
竹野沙也果、高橋梨沙(ピアノ連弾)

プロフィール

ピアノ連弾
竹野沙也果<たけの さやか>
武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。現在、同大学音楽院修士課程1年次在学中。

高橋梨沙<たかはし りさ>
平成24年武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。

ピアノ連弾
木林理絵<きばやし りえ>
武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科卒業。現在、同大学大学院修士課程ヴィルトゥオーソコース在学中。

大学を代表しての演奏。これからの活躍を期待したい。
木林理絵(ピアノ独奏)

2012年4月4日水曜日

ヴェルディの『オテロ』を新国立劇場で、夜はNHKふれあいホールに

平成24年4月4日(水)
朝から良い天気
桜も順調に開花が進んでいるだろう
我が家の庭でも桜が咲き始めた


少しずつ花が咲いている


満開まではもう少しか


昼食は都庁32階の食堂で
カニあんかけチャーハン
肉野菜炒め
600円


新国立劇場オペラパレスで
ジュゼッペ・ヴェルディ
『オテロ』
を観劇



円熟のヴェルディによるシェイクスピア悲劇だ。
シェイクスピアの名作「オセロ」に晩年のヴェルディが7年の歳月をかけて作曲したイタリア・オペラ悲劇の頂点に立つ作品。冒頭の嵐の場面からオテロの破滅的な最期に至るまで、一瞬の隙もなく音楽が緊密なドラマを描いている。ヴェルディ傑作中の傑作。物語の舞台をキプロス島からヴェネツィアに移したマルトーネによるプロダクションが、舞台上に張られた水を光が幻想的に彩り、心理劇を見事に描き出している。

テノールの難役オテロを歌うのは、強靭な美声を誇るイタリア屈指のドラマティックテノール、ヴァルテル・フラッカーロ。今シーズン開幕公演の「イル・トロヴァトーレ」に続いての出演。デスデモーナ役は、期待の若手ソプラノのマリーナ・ポプラフスカヤが健康上の理由で降板し、急遽代役として歌ったマリア・ルイジア・ポルシが素晴らしい出来だった。既に予定がぎっしりと詰まっているなかで新国立劇場に出演してくれて本当にありがたい。タクトを振ったのは、ウィーン国立歌劇場など世界の一流歌劇場で幅広く活躍する実力派ジャン・レイサム=ケーニック。

G.ヴェルディ オテロ
全4幕/イタリア語上演/字幕付
原作 ウィリアム・シェイクスピア
台本 アッリーゴ・ボイート
作曲 ジュゼッペ・ヴェルディ
14:00~16:45

指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
演出:マリオ・マルトーネ

美術:マルゲリータ・パッリ
衣裳:ウルスラ・パーツァック
照明:川口雅弘
再演演出:江尻裕彦
合唱指揮:三澤洋史
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
児童合唱指導:掛江みどり
舞台監督:大澤裕

合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

芸術監督:尾高忠明

オテロ:ヴァルテル・フラッカーロ
デズデーモナ:マリア・ルイジア・ボルシ
イアーゴ:ミカエル・ババジャニアン
ロドヴィーコ:松位浩
カッシオ:小原啓楼
エミーリア:清水華澄
ロデリーゴ:内山信吾
モンターノ:久保田真澄
伝令:タン・ジュンボ

カヴァー
成田勝美(オテロ)
小林厚子(デズデーモナ)
大沼徹(イアーゴ)
久保田真澄(ロドヴィーコ)
大槻孝志(カッシオ)
小林由佳(エミーリア)
布施雅也(ロデリーゴ)
岡田誠(モンターノ)
黒田諭(伝令)

演出助手:菊池裕美子

*最初から迫力ある演奏と素晴らしい合唱に圧倒される。4階席だったが音響は素晴らしく歌声を堪能できた。前の人の頭が邪魔になって舞台が見えづらいのは仕方ないか。オテロ役のフラッカーロ、デズデーモナ役のボルシなどの熱唱に感激。1階席に空きがあったのが残念。

終演後、急いで渋谷に。
あまり時間がなかったので夕食は吉野家の牛丼にする。
今日から牛丼並が270円。コールスローセットで380円を食べる。

NHKふれあいホールでライブビートの公開収録。
19:00~20:20
出演は、Dustin Wong(ダスティン・ウォング)
ライブビートはミュージシャンの姿をリアルに伝えるライブ。
ダスティン・ウォングは、現代最高峰のエフェクター・ウィザードらしい。目まぐるしく優しく、時にアイロニックに観る者を驚かせていく鮮烈なパフォーマンス、同じようなライブは一度もなく、人力で紡がれていくリズミックでコズミックな情感はジャンルレスな美しさを帯びており、観るモノ全てを魅了する・・・というキャッチフレーズだが。
確かにギターテクニックは素晴らしい。順番にギターで弾いたフレーズが蓄積されて次々と厚みを増して繰り返されていくが、だんだん強烈な音の塊になっていく。かなり聴き続けるのはつらい印象だった。ラジオでボリュームを上げずに聴いたらどうなるのだろうか。現代音楽としてどこまで評価できるかわからない。疲れた。


終演後、静かな代々木公園を歩いていたら
ホッとした。
音の洪水の後には静けさが良い。

今日読んでいた
シティーブ・ジョブズ(下)
を図書館に返却
まだ(上)を読んでいない

2012年4月3日火曜日

新国立劇場の「ドン・ジョバンニ(演奏会方式)」に大感激

平成24年4月3日(火)
新国立劇場に朝早くから行き
Z席を購入する
ドン・ジョバンニ演奏会方式は14枚に対して9名
小劇場まほろばは10枚に対して3名
10時から販売開始
無事購入出来た(1,500円)


朝食は近くの吉野家で
朝納豆定食
350円
シンプルだけど定番の定食が美味しい



新宿三井ビルディングに歩き
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサートのリハーサルを10時30分頃に聴く
この4月から6月の第1週火曜日は、管弦楽の魅力を伝えるため、音楽大学を卒業して間もない、次代を担う若手奏者の演奏を行うとのこと。
今日は木管四重奏
◆出演者◆
フルート:佐藤友美(さとう ゆみ)
東京音楽大学大学院修了
オーボエ:小林彩子(こばやし あやこ)
東京音楽大学大学院科目履修終了
クラリネット:篠塚恵子(しのづか けいこ)
東京音楽大学卒業
ファゴット:磯さやか(いそ さやか)
東京音楽大学卒業
◆プログラム◆
Aプログラム 12:05~
1.W.A.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークより第一楽章
2.A.ドヴォルザーク:スラブ舞曲 作品72-2
3.J.フランセ:四重奏曲より第一楽章
4.新井満作曲/篠塚恵子編曲:千の風になって
Bプログラム 12:35~
1.G.ビゼー:カルメン組曲より「前奏曲」
2.L.ヤナーチェク:3つのモラヴィアン ダンス
3.篠塚恵子編曲:春の歌メロディー(日本の歌)
4.I.プレイエル:四重奏曲


西新宿小学校の桜
日当たりが良いので良く咲いている
同じ敷地の西新宿幼稚園の入園式が開催されていた


昼食は
オペラシティ‐18階のカフェテリアの和食で
メンチカツ定食730円
見晴らしも良く美味しい



オペラシティ‐の近江楽堂に行き
ランチタイム・コンサートに


12:30~約30分
伊東梨乃のベルリン音楽日記
J.S.バッハ氏の音楽夢判断
演奏で解き明かす名曲の意外な深層!

ヴァイオリンとお話 伊東梨乃
Rino ITO Violine

プログラム

ヨハン・セバスチャン・バッハ
Johann Sebastian BACH(1685‐1750)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第一番 ト短調 BWV1001より
アダージョ
プレスト

ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー
Heinrich Ignaz Franz von BIBER(1644‐1704)
16の神秘のソナタ(ロザリオのソナタ)集より
パッサカリア ト短調

*プログラムの裏にはバッハの直筆譜が
演奏の合間に面白い話が
ベルリンに約10年とのこと
プロフィールが分からないところが良い


新国立劇場中劇場にて
尾形忠明芸術監督による特別企画Ⅱ
ドン・ジョバンニ <演奏会形式>
14:00~17:20


今回の出演者8人のうち、5人は新国立劇場オペラ研修所の修了生。新国立劇場から羽ばたいた若き実力派歌手陣の歌声、表現力。そのほかの出演者は、本公演にも出演している大澤建、鈴木准、昨年の演奏会形式『コジ・ファン・トゥッテ』で見事な歌声を披露した佐藤康子。
想像以上に素晴らしい歌声に感激。日本人もすごい。

尾形忠明芸術監督による特別企画Ⅱ
モーツァルト ドン・ジョバンニ <演奏会方式>
【全2幕 イタリア語上演 字幕付】
台本 ロレンツォ・ダ・ポンチ
作曲 ウォルガング・アマデウス・モーツァルト

芸術監督 尾高忠明
指揮 石坂宏

ピアノ編曲 城谷正博
字幕 増田恵子
照明 川上雅弘
舞台監督 高橋尚史

ドン・ジョバンニ 与那城敬【バリトン】
騎士長 大澤建【バス】
レポレッロ 北川辰彦【バス・バリトン】
ドンナ・アンナ 吉田珠代【ソプラノ】
ドン・オッターヴィオ 鈴木准【テノール】
ドンナ・エルヴーラ 佐藤康子【ソプラノ】
マゼット 町英和【バリトン】
ツェルリーナ 鈴木愛美【ソプラノ】

オーケストラ
東京フィルハーモニー交響楽団による弦楽アンサンブル
コンサートマスター 荒井英治
第1ヴァイオリン 平塚佳子 中丸洋子 松田朋子
第2ヴァイオリン 藤村政芳 出原麻智子 葛西理恵
ヴィオラ 須藤三千代 中村洋乃理
チェロ 服部誠 高麗正史
コントラバス 小笠原茅乃 菅原政彦
チェンバロ 石坂宏
ピアノ 石野真穂

*佐藤康子さんが素晴らしかった。演奏会方式なので指揮者の思い入れなど見どころ満載。次の本公演が楽しみだ。
日本人の歌手の実力も大したものだ。来シーズンは日本人だけの公演が新国立劇場で予定されている。応援したい。


会場を出たらすごい風で雨も強くなっていた
京王線・中央線快速と奇跡的に順調に乗れたが
荻窪駅からはタクシーを利用
風が強く傘も役に立ちそうにないので
歩くのは危険だと考えた
台風並みの爆弾低気圧

2012年4月2日月曜日

咲き始めた桜を求めて(昼食は九段の斑鳩に、日本橋三越で院展を鑑賞)

平成24年4月2日(月)
気持ち良い天気の朝
桜が少しずつ咲き始めている
まずは杉並区清水の妙正寺川
枝垂桜の並木が見事だが
少しずつ色が付き始めている
楽しみだ


杉並区荻窪の旭化成寮
大きな桜の木がある
日当たりの良い枝から咲く始めている


杉並区成田東の善福寺川の桜並木
まだもう少しに見える


新宿区花園神社の社殿奥の桜
日当たりが良いのだろう
良く咲いている


花園神社境内に
芸能浅間神社があり
左の若い女性が長い間お祈りしていた
右の女性はマネージャーか
見守っていた


九段の斑鳩(いかるが)でラーメンを食べる
お昼時で少し並んでいたが予想より短かった
学生の春休みの影響もあるか


味玉ラーメン
750円
魚介と動物の濃厚なスープが美味しかった
わざわざ新宿から歩いて来てよかった
満足


桜を確認しに靖国神社に
屋台も出て観光客でにぎわっているが
桜は殆ど咲いていない
4月6日の大相撲奉納相撲の看板が


東京の標本木
この桜が3月31日に5輪以上咲いたので
東京に桜宣言が出た
しかしまだ殆ど咲いていない
見ごろはまだまだだ


北の丸公園も桜はまだまだ
今日は
東京電機大学の入学式があったらしい
早いな


日本橋三越まであるいて
本館7階で開催されている春の院展を観覧
348点がぎっしりと並んでいて
次々見ていくとこれまでの歩きの疲れも出て
頭も疲れてきた
印象に残る気に入った絵を中心に
楽しんだ
無料が良いね

サントリーホールのオープンハウスで遊ぶ(大ホール、小ホールの公演を6つ聴く)

平成24年4月1日(日)
天気が良く暖かい


昨日、日本マクドナルドより
株主優待券が到着


サントリーホールに
オープンハウスを愉しみに行く


最初に聞いたのは
ブルーローズで11時30分から開催された
チェンバーミュージックLIVE①

曲目

チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』から
2曲だと思う(2曲目から入場)

ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番から 第1楽章

ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

【出演】 サントリーホール 室内楽アカデミー
竹花千景(ピアノ)
北見春菜(ヴァイオリン)
鶴友見(ヴィオラ)
小野木遼(チェロ)



終わって外に出たら
サントリーホール入り口の
からくり時計が演奏していた
凄い人出


笠間観光協会の行った
桜の枝プレゼントの列に並びもらう
春の訪れを実感する



12時30分から大ホールで
オルガン・コンサート
*サントリーホールのオルガンはオーストリアの名門リーガー社製。練達のマイスターたちが手づくりで仕上げた5,898本のパイプが壮麗な音を奏でる。
(演奏:永瀬真紀)
♪ベトラーリ:アレグロ・プリランテ(『グローリア唱句』から)
♪J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
♪ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘

13時から大ホールで
オーケストラ・コンサート
*新進気鋭の奏者を集めた、いま注目のプロ・オーケストラがサントリーホールにデビュー!指揮台には、音楽監督・山田和樹が推薦する期待の新星、角田鋼亮が登場。途中で観客4名に指揮者体験を行わせた。
(指揮:角田鋼亮/演奏:横浜シンフォニエッタ)
♪モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
♪サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン・ソロ=有働里音(中学1年生))
♪プロコフィエフ:古典交響曲 二長調



大ホールのオーケストラ・コンサートが終わって外に出ると
次のブルーローズ(小ホール)で行われるオペラ名曲コンサートの
入場を待つ人の行列が
並んで待つ(すごい混雑)
14時30分 ブルーローズ オペラ名曲コンサート②
曲目
中田喜直:たんぽぽ (ソプラノ)
草川信(岩河智子編曲):揺籃のうた (テノール)
中田喜直:木兎 (バリトン)
E.デラックァ:ヴィラネル (ソプラノ)
ビゼー:オペラ『カルメン』から「諸君の乾杯を喜んで受けよう」(闘牛士の歌) (バリトン)
ヴェルディ:オペラ『リゴレット』から「風の中の羽のように」(女心の歌) (テノール)
(アンコール)
メリーウィドウメロディー (ソプラノ・テノール・バリトン)

【出演】 サントリーホール オペラ・アカデミー
湯浅桃子(ソプラノ)
上原正敏(テノール)
吉川健一(バリトン)
岡田真歩(ピアノ)

次も大行列を並んで15時30分から
チェンバーミュージックLIVE③(ブルーローズ)
曲目
ピアソラ:リベルタンゴ
チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』から
・ロシアの踊り ・金平糖の踊り ・花のワルツ
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番から 第4楽章

【出演】 サントリーホール 室内楽アカデミー
今井彩子(ピアノ)
福崎雄也(ヴァイオリン)
鶴友見(ヴィオラ)
小野木遼(チェロ)

次の行列は短くなっていた
16時30分からの
オペラ名曲コンサート③(ブルーローズ)
曲目
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ(私の太陽) (テノール)
トスティ:魅惑 (バリトン)
トマ:オペラ『ミニョン』から「私はティターニア」 (ソプラノ)
カルディッロ:カタリ・カタリ(つれない心) (テノール)
デ・クルティス:帰れソレントへ (バリトン)
ヴェルディ:オペラ『ラ・トラヴィアータ』から「友よ、さあ飲みあかそう」(乾杯の歌) (ソプラノ、テノール)
(アンコール)
『メリーウィドウ』から「高鳴る調べよ」

【出演】 サントリーホール オペラ・アカデミー
湯浅桃子(ソプラノ)
上原正敏(テノール)
吉川健一(バリトン)
古藤田みゆき(ピアノ)


17時直前にサントリーホールを出て前のビル1階にある
Soup Stock Tokyoにて
オマール海老のビスタ
緑の野菜と岩塩のスープ
を購入、持ち帰る

2012年4月1日日曜日

~藝大21~第6回東京藝術大学奏楽堂企画学内公募演奏会 「サーバ/周辺/世界」

平成24年3月31日(土)
午後から強い風と雨
今日は東京の桜開花日
残念ながら花見には適さない天気
それでもここ上野の公演では
ビニールシートをかぶりながら花見酒のグループが


この写真の桜は早咲きの桜
ソメイヨシノはこれからだ



今日は東京藝術大学奏楽堂で
第6回東京藝術大学奏楽堂企画学内公募演奏会
15:00~18:00

「サーバ/周辺/世界ーイプセン、グリーグの「ペール・ギュント」による音楽劇」公演
*本来は、この公演は昨年の3月19日(土)に開催される予定だった。
しかしながら3月11日(金)の東日本大震災で中止となった。
東日本大震災とそれに伴う福島原発の放射能漏れ事故。20世紀の日本が、「戦前・戦後」のキーワードで語られるように、後世において社会の大転換が「震災前・震災後」で語られるようになるかもしれない・・・それほど衝撃的な出来事。

抜け殻の身体ー『サーバ/周辺/世界』再演上演にあたって
2011年3月11日ーー衣裳も装置もほぼ完成。いよいよ最後のリハーサルなで来たところで、我々の舞台は一瞬のうちに、団員の生存確認というレヴェルにまで転落した。生存確認にはツィッターが最も便利であった。それにしても震災後、なぜあんなにも多くの人間がツィッターその他の様々なネットワークに-叢ったのだろうか。皆不安に急き立てられ、直接体験から一瞬目をかすめただけのニュースまで、あらゆる材料を用いてそれぞれの「震災後」はどの程度「自分のもの」なのだろう。もはや何が真正で何がまがいものかの区別すらついていない。この国で一体どれほでの人間が原発の複雑な歴史を理解しているのか。一体どれほどの人間が被災地の物質状況について精密に把握しているのか。我々の「震災後」の大方は、仮初に引用してきた情報の集積体に過ぎない。しかし我々の身体は、大地が揺れたことを確かに感知しているのだ。我々は、「サーバ」という言葉に代表される情報達と、「世界」という言葉に代表される自分自身との関係を、二項対立的に見ていた。だが、その関係はもっと残酷なもので、一種のアポリアだった。我々は確かに抜け殻のような身体を持っている。しかしその中には何が詰まっているだろう?我々が「自分の」考えだとか認識だとか思っているものは、実は全て外からの情報が絡まっただけなのではないか?不安にかられる我々は情報媒体にすがる。ところが情報媒体とは空虚なものだ。それはこの世に点在しているものを接続したり切り離したりしているだけで、それ自体の実態はない。こんな状況から我々は「自分自身とは何か」を解明出来るのだろうか。
イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のキーワードは、ずばり「おのれ自らとは何か」である。現代の日本の上空を漂っているこの問いにどう向き合うか、我々とともに奏楽堂の舞台を通してお考えいただきたい。

指揮:高井優希
1984年、東京生まれ。成蹊高等学校を卒業後、東京藝術大学音楽学部指揮科入学、2007年、同大学を首席で卒業。アカンサス音楽賞受賞。その後、ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽演劇大学(ドイツ)にて、さらに研鑽を積んでいる。
ソルヴェイグ:林眞美
京都府出身。京都市立音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院在学中。
ペール:田中俊太郎
バリトン。鳥取県出身。
アニトラ:脇園彩
東京都出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中3年次に安宅賞を、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。現在、同大学院修士課程オペラ専攻1年次在籍中。
脚本・演出:舘亜里沙
東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、同大学院音楽文化専攻音楽学に在籍。安宅賞受賞。2010年よりP.コンヴィチュニー氏のオペラ演出アカデミーに参加し、研究を続ける。
女1:梶田真未
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に「同声会賞」受賞。
女2:田中美音
聖徳大学人文学部音楽文化学科声楽コース卒業。
女3:福田智香
島根大学教育学部生涯学習課程音楽芸術コースを経て、2010年東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻卒業。
企画:大海奈緒子
東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。現在、同大学院美術研究家芸術学専攻修士課程に在籍。日本・東洋美術史研究室に所属。
企画:杉本喜洋
1988年、石川県生まれ。2011年、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。

助演
イングリ 他:北澤理恵
オーセ:大山結子
緑の女 他:改原真理子
ヘルガ 他:豊永恭子
謎の客 他:宮崎裕海
片腕の老人 他:野村秀樹
脱そう患者 他:松尾昌尚
ドブレ王 他:細縦翔太
ダンサー 他:立川真代
ダンサー 他:石田晶子

合唱
ソプラノ:井澤友香里 池田三千代 隈元奈津希 木下沙織 島内菜々子
アルト:直井瑞穂 堀内千咲 田中千尋 橋本彩 元吉有希子
テノール:桑原理一郎 成田拓也
バス:大塚雅仁 中井陽介
くねくね入道:上野竜成

オーケストラ
1st ヴァイオリン
渡邉みな子(concertmisitress)
高橋奈緒 武田桃子 酒井絵美 野田明斗子 吉田爽子
2st ヴァイオリン
春日井恵 小玉育 小山あずさ 塚本福子 葉石真衣 宮本有里
ヴィオラ
齋藤羽奈子(ソロ担当)
古賀郁音 二村裕美 森田智博
チェロ
飯島瀬里香 飯島哲蔵 森田叡治 小林保子
コントラバス
岩田真人 杉本友輝
ピッコロ
岡田澪
フルート
山本葵 山内美慧
オーボエ
佐竹真登 山本楓
クラリネット
藤田華 村上あづみ
ファゴット
長谷川太郎 皆神陽太
ホルン
河本美紀 松田拓也 田中みどり 矢野健太
トランペット
重井吉彦 堀雄帆
トロンボーン
松永遼 佐藤健一 中村博通
チューバ
石丸菜菜
パーカッション
砂田茜 須永未早 八塚健太郎 山内創一朗 樋口さゆり
オルガン
井川緋奈
ハープ
南志歩