読書
『ピアノ・ノート (演奏家と聴き手のために)』
チャールズ・ローゼン
朝倉和子 訳
みすず書房 2009年9月18日発行
3200円
万能でパワフル、しかももっとも誤解されているピアノという楽器。
ピアノの音はどこで作られるのか、指は細長いのが理想。
和音はなぜ人を感動させるのか。
ー軽妙なタッチの逸話でローゼンが語るのは、ピアノが19世紀のクラシック音楽を索引し、そして衰退していった物語だ。
世界的なコンサート・ピアニスト・西洋音楽史と文学に詳しい理論家が、80歳を目前にしてその経験と知恵を結集した、味わい深く痛快なエッセイ。
ここにはピアノ演奏の苦しみと歓びが、演奏家、定年でピアノを始めた人、CDでもっぱら聴く人、みんなのために書かれている。
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